今日のテーマは、僕が30代の頃に抱えていた「自衛隊への葛藤3選」。
この記事を読みに来たってことは、あなたにも何かしら葛藤があるんじゃないかと思います。
🌀 職場の人とうまく関われない
🌀 思ったような収入を得られなくて、家庭内で肩身が狭い
🌀 漠然と、自分を変えたいと思っている
自衛官に限らず、今の現状に葛藤する人は多いものです。
そもそも、なんで自衛官という道を選んだのか。
- やりがいを感じられる仕事だと思った
- 安定した暮らしができると思った
- 人に認められると思った
僕も実際そう思って、目をキラキラさせて入隊したのを覚えています。
だけど、ある日、自分の成長と組織の構造のズレを感じ始めたんですね。
この記事は、同じように悩んでいる人、どうやって動けばいいんだろうと迷っている人、そんな人に届いてくれたらと思って書かせていただきます。
葛藤でモヤモヤした時は、同じ悩みを持った人の話を聞くべし。そして、葛藤できているうちが、動けるチャンスです。
そんな気持ちで、実際に抱えていた葛藤3選と、そこからどんなアクションを起こしていったかを正直に話していきますね。
- 自衛隊の「昇任できない」構造の正体
- やりがいを失っても、自分を責めなくていい理由
- 転勤が「家族への罪悪感」に変わる瞬間
- 葛藤を抱えたまま、準備だけ始める方法
葛藤① 昇任しない
まず一つ目は、「昇任できない」という現実への疑問。
自衛隊は大きな組織だからこそ、頑張りを正当に評価できない構造があるんですね。
自衛官は階級社会。そして理想の形はピラミッド型。

な・ん・で・す・が!
このピラミッド、実際には形を維持できてません。
少なくとも僕が働いていた航空自衛隊では、年配者が増えてきています。階級もつっかえてます。
少子高齢化という大きなトレンドの中で、これはある意味しょうがないこと。
でも「上が捌けないと昇任できない」という構造の歪みは、現場にいる人間にはつらいものなんですね。
そしてこの構造の一番のデメリットは、優秀な人間でさえ昇任しづらくなったという点だと思います。
・勤務態度 ⭕️
・成績 ⭕️
・体力 ⭕️
・(悔しいけど)ちょいとイケメン ⭕️
↑こんな後輩が実際おったんですけど、彼は3曹という階級から上がれず、給与も頭打ち状態でした。
※ 頭打ち:号俸が上限まで達して、それ以上給与が上がらないこと
「階級が全てじゃない」
それはまぁ事実でしょう。それで全てが決まるかわけではありませんから。
だけど、「職場に認められていない」と感じるのは、確実にあります。
どんなに個人として評価されていても、構造的な歪みが葛藤になるんですね。
時間とともに昇任する時代は、終わってもいいと思います。
ですが、優秀な人が昇任できる世界は残しておかなければなりません。
葛藤② 付加価値が見えなくなった
二つ目の葛藤は、もう少しやっかいなもの。
「自衛隊に価値がない」という話じゃなくて、「自分がその価値を感じられなくなってしまった」という話です。
自衛隊という組織の最大の仕事は、国の防衛。
災害が起きたときの活動を通じて、多くの人から感謝されることだってあります。それは本当にありがたいこと。
だけど、個人の目線で見たとき、その活動に価値を見出せなくなってしまう瞬間があるんですね。
そして何より、そんな思いで仕事をしている自分が嫌になってくるんです。
それなりの立場についていればなおさら。
恵まれた環境で、恵まれたポジションで、それなりの待遇もいただいている。
それでも、自分自身がそこに意味を見つけられなくなっていく。
「きっと周りの人をがっかりさせてしまっている」、そう思い始めると、自分への自信まで失っていきます。
「仕事は仕事と割り切れ」と言う人もいますね。
でも僕は思うんです。
割り切れない自分に、うそをつく必要はないやろー。
正直に葛藤している自分の方が、ずっとまともだと思いますよ。
そんな強い思いが、葛藤その②でした。
葛藤③ 転勤民族
三つ目は、転勤が多い仕事だからこその悩み。
家族を巻き込んでしまう葛藤ですな。
とくに航空自衛官は転勤が多いです。まぁ多い。笑
ざっくりとした全体感で、幹部で2〜3年、空曹で6〜9年ごとに異動の話になります。
個人的には、転勤そのものは経験すべきものだというのが僕の考え。
いろんな土地で、いろんな人と関われる。環境の変化がもたらす自分の変化は、間違いなくプラスです。
だけど、家族ができて、年齢を重ねていくと、少しずつその考え方が変わりました。
20代のうちはプラスに働いていたものが、マイナスに見え始め出したんですね。
- 妻のキャリアが、転勤のたびにリセットされる
- 子どもの学校も、友達関係も、引越しのたびに一から作り直しになる
- 何より自分の都合で、大切な人の人生を動かしてしまっている
これが、葛藤になります。
家族のために働いているのに、俺が家族を不安定にしてる?
そんなことを思うようになった時、僕の中で何かが大きく動き始めた気がしましたよ。
転換点:悩みながらも、準備を始めた
葛藤①②③、全部抱えながらも、僕はすぐに辞めたわけじゃありません。
最初に動いたのは、「準備」でした。
プログラミングの勉強を始めた
転職を決意したわけじゃない。ただ、「何も持たずにこのままいるのは怖い」と感じたんですね。
色々試したりしましたが、僕の「好き・得意」だったプログラミングを正式に学ぶことにしました。
とはいえ、実践経験がないのであくまである程度の技術。
だけど、好きなことに没頭することで、不思議と気持ちが楽になったのを覚えています。
「辞めるかどうかはまだわからん。でも、選択肢だけは持っておく。」
そのくらいの温度感でいいのかもしれません。
転職エージェントに登録した
最初は、話を聞くだけのつもりでした。
だけど、プロに「あなたのスキルや経験は、外でも十分通用します」と言われたとき、正直びっくりしたんですね。
「めっちゃ持ち上げてきますやん」的な。笑
公務員は民間で通用しないなんてことを言われますが、僕の肌間ではそれは半々、人による。
そもそも自衛官としての技術は武器にならないことも多いですが、精神的な部分は意外と武器になると思います。
転職エージェントサイトを活用することで、そう言ったことを知れるんですね。
葛藤の重さが半分くらいに軽くなった気がしました。
悩みながらでいい。決断しなくてもいい。でも、準備だけは始めておく。
それが僕の転換点でしたね。
まとめ:悩むのは正しい。そして、動いていい。
葛藤3選、まとめるとこんな感じ。
- 🌀 葛藤①「昇任しない」→ 頑張っても報われない構造への疑問
- 🌀 葛藤②「付加価値」→ 仕事に意味を見出せなくなる苦しさ
- 🌀 葛藤③「転勤民族」→ 家族を巻き込んでしまう罪悪感
どれも、ただのわがままじゃありません。
仕事に、人生に、真剣に向き合っているからこそ生まれる葛藤です。
葛藤するということは、本気で考えとるということ。そこには、ちゃんと意味があります。
「辞めるべきか」「続けるべきか」、答えは今すぐ出さなくていいと思います。
ただ一つだけ覚えておいてほしい。
悩んでいるあなたは、もう動き始める準備ができとる。
僕もそうでしたが、まずは小さな一歩から。
準備を始めることが、葛藤を抜け出す最初のアクションになると思います。
それではまた!

